●病原体 ベルトネラ・ヘンセレ ●感染経路 猫の引っかき傷や咬み傷から感染する ●動物の症状 猫に対する病原性はなく、無症状 ●人の症状 傷口に近いリンパ節が炎症を起こす。発熱やだるさなどの全身症状があってもほとんどは軽症。 ●予防方法
猫の爪を切り、猫に咬まれたり引っかかれたりしないようにする。 ]]> ●病原体
レプトスピラ属菌 ●感染経路
動物の尿、または尿で汚れた水 ●動物の症状
犬は腎炎など ●人の症状
発熱や出血、黄疸、腎障害など ●予防方法
犬にワクチンを接種させる。動物の周囲を清潔にし、乾燥させる。]]> ●病原体 ブルセラ・カニス ●感染経路 感染した犬の流産した胎児、流産後の排出物(悪露)、尿との接触。交尾。 ●動物の症状 流産や精巣炎、陰嚢の皮膚炎、潰瘍など。 症状がほとんどみられない場合が多い。 ●人の症状 発熱や筋肉痛など、インフルエンザに似た症状を起こす。 日本での人への感染例はまれ。 ●予防方法 流産した犬の排出物や尿中に菌が含まれるため、直接触らず速やかに処理する。流産した犬は獣医師の診断を受ける。 また、犬の交配・繁殖を行う場合は、事前に血液検査を受けて感染の有無を確認する。 不潔な環境で交配・繁殖を行う場所で発生しやすいので、飼育環境を清潔に保つことが予防につながる。 ●病原体
Q熱リケッチア ●感染経路
感染した犬、猫の尿や糞、牛や羊の未殺菌の乳製品や生肉などの飲食。 ●動物の症状
無症状のことが多い。 ●人の症状
ヒトに感染しても約半数は症状が表れず、軽い呼吸器障害で治ることも多い。急性型では急激な発熱、頭痛、全身の倦怠感などインフルエンザに似た症状を示 し、心内膜炎などを起こす場合もある。 ●予防方法
妊娠動物の胎盤や羊水には病原体が多く含まれるため、、出産時の動物(特に死産や流産)の取扱いに注意する。]]> ●病原体
ヒゼンダニ(かいせん虫) ●感染経路
感染した犬、猫との接触 ●動物の症状
脱毛、皮膚が厚くなる、かさぶたができるなどの症状が出ます。非常に痒いため、引っかいて化膿することもある。 ●人の症状
ヒトに感染した場合も同じ症状を示し、強い痒みをともなう。 ●予防方法
感染源となる動物と接触させない。特に猫の場合は野良猫との接触に気をつける。]]> ●病原体 ●感染経路 ●動物の症状 ●人の症状 ●予防方法 ●病原体
糸状菌 ●感染経路
感染した動物との接触によって感染する。ほこりが原因となることもある。 ●動物の症状
円形脱毛や様々な皮膚病の症状を起こすが、無症状の場合もある。 ●人の症状
円形や不整形の白っぽい輪ができたり、小さな水ぶくれができたりする。 ●予防方法
皮膚病の動物の隔離、治療。
部屋の清掃をこまめに行う。]]> ●病原体 ●感染経路 ●動物の症状 ●人の症状 ●予防方法 ●病原体 ●感染経路 ●動物の症状 ●人の症状 ●病原体
エルシニア・シュードツベルクローシス ●感染経路
菌で汚染された沢水、食肉などの飲食物や動物の糞を介して感染する。 ●動物の症状
下痢を起こす場合があるが、多くは無症状 ●人の症状
発熱、腹痛、下痢、関節炎、敗血症など。
エルシニア・エンテロコリティカ感染症と似ているが、仮性結核のほうがより重い症状となる。]]> ●病原体
カンピロバクター属菌 ●感染経路
食肉などの飲食物や動物の糞を介して感染する。 ●動物の症状
ペットで下痢や嘔吐を起こす場合があるが、多くは無症状 ●人の症状
発熱や腸炎など。]]> ●病原体
サルモネラ属菌 ●関係する動物
犬、猫、ウサギ、サル、鳥類、爬虫類 ●感染経路
食肉や卵などの飲食物や動物の糞を介して感染する。 ●動物の症状
下痢や嘔吐を起こす場合があるが、多くは無症状 ●人の症状
発熱や下痢、嘔吐など。 ●予防法
ペットを触ったあとはよく手を洗うこと。
小児は菌量が少なくても発症することがあるので注意。]]> ●病原体
リステリア・モノサイトゲネス ●関係する動物
ヒツジやウシなどの家畜、犬、猫 ●感染経路
主に乳製品や食肉などの飲食物を介して感染する。 ●動物の症状
脳炎、流産、敗血症など ●人の症状
敗血症や脳髄膜炎など。乳幼児や老齢者などに多いが、健康な人の便から菌が検出されることもある。]]> ●病原体
パスツレラ・ムルトシダ ●感染経路
犬や猫の口腔内の菌が、犬や猫の咬み傷・引っかき傷、気道などから感染する。 ●動物の症状
多くは無症状。まれに気管支炎など。 ●人の症状
傷口が腫れたり熱を持ったりする。呼吸器の基礎疾患を持っている場合、パスツレラ菌による感染症を起こすケースも。 ●予防法・対処方法
犬や猫の爪を切るなど、咬み傷や引っかき傷を受けないようにする。
老齢者や糖尿病など抵抗力の弱い人は、食事の口移し、キスなどのペットとの過度のスキンシップを避ける。]]> ●病原体
狂犬病ウイルス ●関係する動物
犬だけではなく、ヒトを含むすべての哺乳類、鳥類に感染する。 ●感染経路
狂犬病に感染した動物の咬み傷などから唾液と共に感染する場合が多い。 ●動物の症状
狂暴性を示す狂躁型、麻痺型があるがいずれも昏睡して死亡する。 ●人の症状
発症すると興奮性、麻痺、精神錯乱など様々な神経症状があらわれ、昏睡に陥り死亡する。 ●予防法・対処方法
犬に咬まれた場合、直ちに傷口を流水と石鹸でよく洗い、消毒薬で消毒する。発症前であればワクチン接種が有効。
海外旅行の前にはあらかじめワクチンを接種しておくこと。]]> |